アラフィフ公務員の悟り

人生の主役は自分だと気づいたある公務員

カッコイイ大人

 私の職場の窓口に来る方、職場の方、サークル仲間など男女問わず接する色々な方々を見ていると、その方の態度、出で立ち、立ち振る舞いってカッコイイなと思うことがあります。
 どこを見てそう思ったかを後で考えてみました。
 

1)キレることなく諭す

 公務員って地域住民のストレスのはけ口にされることがままあります。
 そんな中でも、いかにも「あなたの言うことは最もです」というような顔をして聞きながら、元の質問をしっかり覚えておきます。
 言いたいことを言わせ切ったところで、本来の来庁目的は何なのかを本人に再度認識させてそこを優しく簡潔に説明する。
 その他に不明な点はないかを確認した上でサッと切り上げる。
 このスキルがポイントです。

2)面倒なことは進んで

 人は面倒くさいことは極力避けて通りたいと思うものです。
 でも、誰かがやらなきゃ先に進まないこともあります。そこを自ら率先して取り組む姿勢ってカッコイイですよね。
 年功序列思考の高い日本では、何かと面倒なことは若手の仕事的だという空気になりがちです。
 それより「空いてる人、できる人ががやればいい」として自らが行動できるとキラリと光り゙ます。
 それ以上に、若手が率先してする姿は余計に大人感がでてカッコ良さが際立ちます。

3)「キリッ」と「ほんわか」

 真剣に取り組む姿勢はカッコイイものです。
 普通なら一瞬の間にそこまで順序立てて処理できるかっていうことをサラッとやってのける。
 一方、和やかに談笑している時は仕事中は見れないほんわかした雰囲気を醸します。
 このオンオフのスイッチの切り替えが見事。そこまでの立ち振る舞いができる方はそうはいません。
 こういう方の周波数を肌で感じて、それに近づけるようになりたいと思います。

4)背筋ピーン!

 人のカッコ良さって内面から滲み出てくるものだといいますが、私は、外見から内面へ浸透していく部分も多いと思っています。
 まず、背筋を伸ばすことで自然と胸が開きます。
 そうすると自然と深呼吸が出来て、体が少し大きくなった気になります。
 更に気分も落ち着く感覚がよくわかります。

5)人の話を聴ける

 丁度今、私のいる部署に正反対の同僚がいます。
 1人は、会話中に人の話を遮って自分が話し始める同僚です。
 しっかり話を聞かず、こちらが話をしている途中であるにも関わらず、その意見を否定しながら話を被せて来るのです。
 一方、もう一人の同僚はしっかり話を聴いてくださり、その上で自身の意見を述べられます。
 この違いは明白で、前者は相手の気持ちを萎えさせるだけでなく、良質なコミニュケーションが取れません。後者はこれの逆です。
 会話から相手を尊重する気持ちは伝わりますね。

「カッコイイ」の感じ方は人それぞれです。
 でも、共通点は人に対する接し方だと思います。
 話し方、立ち振る舞いから感じるものではないでしょうか。