アラフィフ公務員の悟り

人生の主役は自分だと気づいたある公務員

ヒューマンって素晴らしい!

 現時点で約半世紀を生きてきて思うことがあります。「苦しかったなぁ」ってことです。
 チョットした失敗でもこの世の終わりかというくらいに落ち込んで復活まで結構な時間を費やすことになることが多かったです。
 常に周りと比較されて優劣をつけられる社会ですから、苦手だったことはその時間が憂鬱で、得意なことはそれなりに楽しかったわけですよ。
 それらを全部ひっくるめて「苦しい半世紀」だったなぁって感じています。
 苦しい人生を終わらせ、気負わずに過ごすために原点に気づくことだと思います。

①「人間」に生まれたことへ感謝

 そもそも、楽しい、苦しいなんていう感情を持てるのは人間ならではなんじゃないでしょうか。
 他の動物を経験したことがないから確かなことは言えませんから、多分・・・ですが。
 人間特有の手足、指や頭脳を駆使してここまでの文化を発展させてきたんです。そんな高等生物として生を享けたことだけで感謝すべきことなんです。
 

②「日本」に生まれたことへ感謝

 人間に生まれただけではなく、日本に生まれたことはボーナス特典みたいなものです。
 世界各地で飢餓に苦しみ、望まない争いに巻き込まれている人々からみたら、これまでの私の苦しみなんて贅沢な悩みなんでしょう。
 治安の良さは世界トップクラスであり、基本的人権を守られ、教育、職業、住まいなどある程度自由に選択ができ「人間らしく」生活ができていることに感謝すべきことなんです。

③「平和な時代」に生まれたことへ感謝

 今の私達世代より若い世代は戦争を経験していません。このことは日本に生まれたことにプラスして更にボーナス特典を受けたことになります。
 戦争ほど愚かなものはないと人々は頭ではわかりながらも絶えることはありません。
 少しズレていればこんな平和な時代に生まれなかったこともあるわけですから、この令和の時代を生きていることに感謝すべきことなんです。

 こう考えると、日本人として生まれて今の時代を生きていられることはほとんど奇跡です。
 ですから、自分の身の回りに起きる出来事の大抵のことは「いい経験したなあ」、「次はどうなるかなあ」とポジティブに捉えてやり過ごせることなんだと思います。

 世の中いいことばかりではなく、全てが思い通りにいくパーフェクトな人生なんてあるわけない。
 苦しい思い出も、時と共にいい思い出になるわけですから、肩肘張らずゆる〜くいきましょう。