アラフィフ公務員の悟り

人生の主役は自分だと気づいたある公務員

副業解禁!?

 今からの社会は、終身雇用は破綻に向かい、年功序列は終焉を迎えることで、ふるいにかけられ実力のない者はドンドン置き去りにされるようになる。ましてやAIの発達で加速していくでしょう。
 私が属する公務員界もそれに追随して本当の意味で能力主義になる時代が来るのでしょうか。

 先日、政府が発表した「骨太の方針2023」には人的資本を高めることに重きを置いて、「自分への投資をする人にはしっかり支援していきますよ」という項目が盛り込まれています。

 企業という船は老朽化してきており、メンテナンスする資力がないので、このままだと近いうちに沈みますよ。
 ですから、この船からもう降りて自分で新しい船を造って自分自身の力で生きていってくださいっていうメッセージですね。

 こんな事が民間だけではなく、公務員界に波及したとしたらどうでしょう?
 実際、そういう時代が近いうちにやって来ると思っています。

①副業解禁

 今の法制度では、副業は人事部に申請して許可をもらえば副業が可能ということになっています。
 しかし、実態は、何でもかんでも許可されるわけではなく、極限られた業態しか認められません。
 例えば、農業。実家が農家でその手伝いをする、又は田畑を相続してそれを受け継いでいく場合。
 また、アパート経営を相続した場合も申請することで許可されると思います。
 
 これではほぼ認められていないようなものです。
 公務員という立場であることから守秘義務は厳守する必要はもちろんあります。
 ここを踏まえて厳しい罰則を設けた上で改正していってもらいたいものです。

②土・日・祝祭日の活用

 副業をしようとした場合、基本的に土・日・祝祭日の休みを利用できることが欠かせない条件になると思います。
 給料が思うように上がらない部分を補うため、この期間を利用してマネタイズできる環境づくりに尽力していただきたいです。

③無駄な支出を減らす

 一度公務員になると辞める勇気がないという職員が多いと思います。
 今の職場が自分に合ってないと薄々気づいたとしても「外の世界」を知らないことには転職に踏み切れないわけです。
 雇用する側も、向いてない職員にはサッサと辞めて違う道に進んだ方が自身のためですよ、今は副業できるのだから自分に向いている道を探しておきなよ、と後押ししてあげることもできます。
 ひいては、人件費削減に繋がっていきますので、ウィンウィンの関係になれると思っています。
 
 未来ある日本を創るためには、「労働市場改革」は早急に進めていく課題だと思います。
 現状においてももう少し自由に稼ぐことにも許可をして欲しいものです。