アラフィフ公務員の悟り

人生の主役は自分だと気づいたある公務員

将来ある新人に期待すること

 
 4月は人事異動の季節です。
 今年も初々しい新人が夢と希望を持ってキラッキラした瞳で配属されてきました。
 緊張しっぱなしの感じがひしひしと伝わって来てふと自分の新人の頃を思い出しました。

 これからどんな色にも染まっていく真っ白なココロをどのように育てていくのかとても重要です。
 少し大袈裟かもしれませんが、その職員の一生を決めかねない事だと思ってます。
 
 一般的な事務処理方法とシステム操作を一通り説明した後は、公務員の現場を肌で感じてもらうところからスタートです。
 現場では理不尽なことも多いです。唖然とするような言葉を浴びせられることもあります。 
 
 机上で勉強してきたことが通用しないなと感じることが多々あるわけです。
 
 そして、仕事を早く覚えてこの組織でどのような立ち位置で公務員生活を送るのかを考えてもらいたいです。

①ここは天職だ!

 こう思うのが一番です!
 仕事内容にやり甲斐を感じて職場に行くのが楽しい、生活のためではなく純粋に仕事を好きになってくれたら最高ですよね。

②いくつか部署を経験してから・・・

 20代の頃から将来を見据えた働き方、つまりいつまでこの職場で勤めて、セカンドステージのための転職先を描いておくことも当たり前の時代になると思います。

③この職場で得たスキルで・・・

 この先どう成るかわかりませんが、副業が禁止されたままで行くなら仕事上で得たスキルを活かした誰も思いつかなかった事業のブランディングを目指して欲しいです。

 どの道を進むとしても信念を持って日々を過ごして欲しいです。

 私は、余程のことがない限りクビがないという公務員の立場にあぐらをかいて漠然と過ごした日々が本当に悔やまれます。
 これからは公務員といえど終身雇用が約束され続けるかどうかわかりません。
 だから若者には常に時代の流れを敏感に感じて10年先、20年先を見据えて行動してもらいたいです。