アラフィフ公務員の悟り

人生の主役は自分だと気づいたある公務員

いよいよ年度末!退職者のゆくえ

 3月といえば、卒業式シーズンですね。
 卒業するのは学生だけではありません。
 社会人も同様に卒業する方々がいる退職シーズンでもありますよね。

 退職後、これから悠々自適の年金生活が待ってるなんて考えてたのは20年くらい前まででしょうか。
 公務員は月給が少ない分、退職金をガッポリもらえると言われていた時代はもはや遥か昔の話。
 今は退職金と年金で生活できない時代なんです。
 だから国は「再雇用制度」という救済措置を用意したんですね。
 給料は下がりますが、最長5年間勤められます。

「再雇用」の希望者の実態は・・・

 この制度を希望する方は、現役時代、主に役職なしから中間管理職の階層に属する方がほとんどです。
 そしてほとんどの方が希望しています。

 さて、この再雇用者の仕事っぷりはというと、
 正直、「できる先輩」って感じではないです。
 現役時代を知っている方々ばかりではないのですが、十分なパフォーマンスが発揮できてないように思えます。 
 少なくとも私が一緒に仕事をしてきた先輩は例外なく、という感じです。
 なぜ、これ程まで残念な先輩が多いのか?
 僭越ながら私なりに分析してみました。

1)元々仕事ができない。

 そもそもこれはありますね。
 刺激の少ない環境に慣れてしまってアップデートせずに惰性で日々を過ごしているように感じます。

2)低賃金でモチベーションが上がらない。

 現役時代と比べて多少責任はなくなるものの仕事内容はさほど変わらないわけです。
 となると、割に合わないなぁという心の声が聞こえてくるように感じます。

3)65歳を超えると能力がガクッと落ちる。

 私は経験がないものですからなんとも言えないですが、ある歳を境にグッと疲れやすくなったとか聞きますので、それに類似した現象があるのかもしれません。

定年が65歳になったら・・・

 これからは、定年が延びて65歳になります。
 そうなるとそこがゴールだと頭で認識することで気力も維持できるのではないかと思います。
 一旦退職してゴールテープを切って一区切りつけることがないので、これからの65歳は今の60歳と同様の体力気力を維持できるのではないでしょうか。