アラフィフ公務員の悟り

人生の主役は自分だと気づいたある公務員

公務員としての30年

 約30年の公務員人生を振り返ってみると様々なことがありました。
  
 猫も杓子も大学へ行く時代になってきていましたが、就職氷河期世代だったため、大学を卒業しても就活に苦しむ同級生を見てきました。
  
 バブルが弾けた今、一流大学へ行けない自分の学力と性格からまともな就職先はないと踏んで高卒公務員の道を選びました。

 公務員になった以上、定年まで安泰の人生を歩んでいくことを疑いもしませんでした。

第一章 20代 
 自分さえ気を付けて行動していればクビになりませんし、給料も年々増えていくわけですから最高の選択をしたなぁと思っていました。
 20代の頃は、、、ですけどね。

 言われたことを疑問を持たずにひたすらこなしていた20代が過ぎていきました。

第二章 30代 
 30代になった頃から自身のこと、組織のことが見えてきてからは「本当にこのままこの世界だけで生きていいのか」って不安になりました。

 公務員は全体の奉仕者となるわけですから、仕事自体が世のため人のためになってるはずなんですけど、あまり実感ないんですよね。

 コレが不安の正体ではないかと思えて来たのです。
 人から面と向かって「ありがとう!」っていってもらえるような仕事をしたいんだなって気付いたんです。

役所に入った頃はこんな事考もしなかったのになあ(笑)

第三章 40代
 40代になってくるとこの気持ちがドンドン強くなってきます。
 でも、じゃあ何をすればこの気持ちが満足できるんろう、公務員というアレンジできない職業でいかに喜ばせられるんだろう。

 さすがに今の職業ではキツイなあとは思います。
 とはいえ、何かできることはないのかを探る日々を過ごしています。
 
 これが第四章 50代の宿題となりそうです。
 新しい世界を開拓して人生の後半戦を充実させたいです。