アラフィフ公務員の悟り

人生の主役は自分だと気づいたある公務員

こんなの必要!?

 相変わらず無駄なことを強制させる組織にウンザリすることがあります。
 その最たるものが職員に対するアンケートです。
 

①身上把握のためのアンケート

 これはアンケートというより、生活面の監視をする目的で細かく項目ごとに別れた調査票のようなものが配付されます。
 我が組織は、非行根絶を目標に掲げていますが、金銭トラブルを抱える職員の非行が少ないながらも発生していることが背景にあるものと思います。
 収入は調べればわかりますのでいいのですが、問題は支出です。
 
 生活費、借入残額、借入返済額、子供の学費、預貯金額、投資の有無、子供も含めた小遣い額等を事細かく聴取されます。
 これらを予め配付された用紙に書いて提出するように言われます。でも、提出は任意ということになっています。
 提出は任意でも、面談で同じことを聴取されるので強制されているのと変わりません。
 
 さて、幹部職員は、これらの質問にまともに答える職員がいると思っているのでしょうか。
 この場合、収支をあわせて回答する方が怪しいと思いますが・・・。
 それに任意と言いつつ、強制と変わらない実態。
 この制度の必要性は理解できません。

②上司・同僚に対するアンケート

 これは、ハラスメントを防止する意味で行われています。
 上司からの指示は的確か、同僚と意思疎通がとれているかなどから職場をより働きやすい環境にするためだということはよくわかります。
 しかし、このアンケートには致命的な欠点があるのです。

 それはアンケートをメール送信するところです。
 この時代に紙で提出を求められても困りますが、メールでの回答はそれはそれで不安です。
 欠点とは、これは本当に匿名ですと言われても信じられないということですよね。
 一応、名目上は回答者はわからないという設定ですが、誰が信じるんですかってことです。
 現に、回答してない職員がいると回答を促してくるところをみると、絶対回答者をわかっていると思いますよね。

 アンケートの中身は、本音で答えたくなる質問もありますが、本音で答えると印象悪くなるだろうなっていう質問には当たり障りのない回答になってしまいます。
 
 このアンケートの趣旨は、ウチの職場に問題となる職員はなく、人材登用も間違ってないんだという自己満足、上部組織に組織運営上手くいってますという報告をすることを目的にしているように思えます。

 これらを半強制的に回答させる組織っていかがなものでしょうね。